ゴムチップ弾性舗装材商品特性

1.素材特性

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試験項目 測定値 試験方法
表層
(EPDM混合カラーチップ)
下層
(再生ゴムチップ)
引っ張り強さ(Mpa) 0.6 0.7 JIS-K6251による
(試験片による)
伸び(%) 70 75
硬さ(アスカ C) 75 JIS-K6253による
滑り抵抗
(B.P.N)
Dry 96 ASTM E 303による
Wet 49
湿熱劣化性 300Hr
(10年相当)
異常なし 恒温恒湿機
(75%×95%)wt%
耐候性 1000Hr 異常なし ウェザー・メーター試験機
耐摩耗性(㎤) 0.429 アクロン摩耗試験機

2.透水性

透水性は、(社)日本道路建設業協会の試験方法によりデータを採取しています。
一般に、透水係数が0.01cm/sec以上ならば、降雨強度50mm/h程度の雨水の全浸透が可能で、雨水の浸透に良好な舗装材と言えます。

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商品名 平均透水係数(cm/sec)
FLEXロックシリーズ 0.406
FLEXタイルシリーズ 0.120
FLEXフレームシリーズ 透水性評価実施せず
FLEXステップ 非透水商品
FLEXアイ 0.109
FLEXマット 1.680
図解写真

3.安全性

①FLEXロック・タイルの歩行性

本実験での加速度衝撃は、1.5~4.1Gの範囲で変化しており、コンクリートに比べFLEXロック・タイルは衝撃が小さく、足部の衝撃を20~40%緩和しています。
程よい弾性は歩行を疲れにくくし、転倒時の傷害を軽減します。

歩行時の加速度衝撃

商品名 加速度衝撃比
(コンクリートを
1とする)
FLEXロックシリーズ 0.6
FLEXタイルシリーズ 0.8
FLEXフレームシリーズ 1

舗装材上走行時の足部加速度衝撃

グラフと写真:舗装材上走行時の足部加速度衝撃

②落下衝撃緩和性

JIS A 6519「体育館用鋼製床下地構成材」8.6 床の硬さ試験に準拠しています。
最大加速度の値が小さいほど衝撃吸収性が優れ、転倒衝突した際の障害事故は低下するとされています。
激しい運動による障害事故が懸念される体育館の床としての規格( JIS A 6519)では、100G以下が安全性の目安とされています。

写真:落下衝撃想定装置
図

※実際の敷設では、下地材質などの諸条件により性能が左右されることがあります。本試験データはあくまでも参考値として考慮して下さい。

※FLEXタイル(20)は参考商品です。

③臨界高さ

【臨界高さ】とは衝撃緩和床材の緩衝性能指標で、この【臨界高さ】以下からの落下ならば、脳に深刻なダメージはないとされています。CPSC(米国消費者製品安全委員会)の試験データを基に、【臨界高さ】として衝撃緩和床材の衝撃性能が規定されており、瞬間的な減速度(G-max.)は200G、 HIC(Head Injury Criteria<頭部損傷係数>)は1000を超過しない範囲での最大落下高さを 【臨界高さ】と定義しています。
試験基準は基本的に英国基準(British Standard) EN1177:1998に準拠しています。

グラフ

※実際の敷設では、下地材質などの諸条件により性能が左右されることがあります。
本試験データはあくまでも参考値 として考慮して下さい。

※FLEXタイル(20)は参考商品です。

※( )内の数字は厚み(㎜)です。

写真:落下衝撃想定装置

実験時の最高落下高さ:3m
落下方式:自由落下方式(ワイヤー誘導)

①テストサンプル ②頭部モデル(半球アルミ製) 
③加速度センサー ④チャージアンプ ⑤データ収集装置

④防滑性

ゴム材をチップ状にすることで「すべり」を克服しました。アスファルト舗装要領「歩行者系道路舗装の選定」では40B.P.N以上が望ましいとされています。本シリーズ商品は乾燥・湿潤いずれも標準値を上回っており、歩行安全性に優れた舗装材と言えます。なお、試験方法は『ASTME 303』に準拠しています。

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商品名 すべり抵抗値(B・P・N)
Dry時 Wet時
FLEXロックシリーズ 96 60
FLEXタイルシリーズ 96 45
FLEXフレームシリーズ 105 44
FLEXステップ ※1
FLEXアイ 96 60
FLEXマット 105 64

※1:すべり抵抗測定の対象外商品

写真

4.耐環境汚染性

環境庁告示第46号付表に基づく検査の結果、舗装材から土中に浸透する化学成分などはいずれも規制値以下で、環境負荷がかからないことが確認されています。

商品についての問い合わせ先


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